「宇宙におまかせナビゲーター」としてブログをはじめ、書籍も多数出版されている大木ゆきのさんの引き寄せ本です。(大木ゆきのオフィシャルブログ)
大木ゆきのさんは小学校教師、コピーライター、国家的指導者育成機関の広報を経て、「宇宙におまかせして、魂が望むままに生きよう」と決意したときから、人生が突然逆転し、想像を超えたラッキーやミラクルが起こり、自由で豊かな生活を手に入れ、スピリチュアルの世界で仕事をはじめた方です。
大木さんの書籍はこの『大成功してる私が教えてくれた 人生が大逆転する宇宙の法則』の一冊しか読んでいませんが、引き寄せについて独自の視点から分かりやすく書かれています。
私も本屋で何気なく手に取り、読んでみたら面白く、そこから引き寄せについて興味を持ち始めたキッカケでもある一冊。
今、なんとなく上手くいってないように感じる方に、ぜひ読んでいただきたいです。
- 人生がパッとしない
- 苦手な人がいる
- 自分が好きになれない
- 親の介護や将来が心配
自分自身を愛することで好転する
この本は、パッとしない人生を送っている主人公の前に猫の神様が現れ、パラレルワールドで成功している主人公の分身と引き合わせることから始まります。主人公は分身から「宇宙の法則(引き寄せの法則)」について教示を受け、人生が好転していく物語です。
他の引き寄せの書籍と同様に、この本でも人生を好転させるには「愛のエネルギー」が重要だといわれています。
「愛のエネルギー」を出すには
・「自分を愛すること」
・「自分を大切にすること」
・「自分自身が自分の一番の応援団長であること」
が必要だといわれています。
それは自分自身を愛することで肯定した考え方ができ、その肯定したポジティブなものを引き寄せられるようになるからです。
もしもあなたが「自分なんてどうせこの程度のもんだ」って思ったとするわね。
そしたらこの宇宙に向かって、「私はどうせこの程度」っていう波動が発信される。
毎日毎日そんなことばかり思っていたとしたら、その波動に同調したものが集まり固まり、現実化していく。
つまり、何を思うかが、何を体験するかを決めているということなの。
『大成功してる私が教えてくれた 人生が大逆転する宇宙の法則』 – 大木ゆきの
そして各章でこのようなマインドになるための様々なワークも紹介されていますので、詳しくは本書をご覧ください。
最高に幸せな生き方をするには
人は自分の自己認識を映し出す鏡
人と接してる限り、嫌な人って出てきますよね。
鼻につく言い方をする同僚、やたら偉そうな上司、マウントをとってくるママ友、などなど…
しかし本書では、その人たちは自分の自己認識の鏡だと書かれています。
そして「私ってこんなもんだ」という自己認識だと相手には「こんなもん」という価値を認識され、それ相応の接し方をされます。
すべては「自分のことを自分でどう思っているかを周りの人たちがうつしだしている=自分が何を思っているかが自分が体験する世界を決めている」ということなのです。
苦しみは不必要のサイン
何かに夢中になっている時、好きなことをしている時は、時間を忘れるぐらい幸せを感じている気持ちでいると思います。
そういう時は波動の高い状態。
波動の高い状態で生きることが最高に幸せな生き方だといわてれいます。
逆に苦悩している時は、やらなくてもいいことをしているという宇宙からのサインだそう。
いくらがんばって努力していても、報われないというのは高い波動が出ていないから。
苦悩しながら努力しても高い波動なんて出ないですよね。
そしてその状況を人のせいにしたり、環境のせいにしがちだとさらに悪循環に。
周りは自己認識を映し出す鏡なので、ますます報われない生き方をしていることになります。
苦悩を人のせいにしたり、環境のせいにしたくなるけど、そうじゃない。
自分の価値観や選択が間違っていることを認めるの。
そうすれば、自分の選択を変えることもできる。
人や環境のせいにしているうちは、人生の選択権を人に明け渡しているのと同じ。
選択権を取り戻すためにも、自分の選択が間違っているということを認めたほうがいいわ。
『大成功してる私が教えてくれた 人生が大逆転する宇宙の法則』 – 大木ゆきの
そして苦しみや憎しみ、怒りを感じているときは、その奥にある生き方や価値観を見る。
本当はどうしたらいいかを見つめ直して、それを生きることを自分に許せばいいと言われています。
「自分にとことん正直に。」これがポイントなのかもしれません。
身体にも親にも感謝をする
本書は「引き寄せの法則」というより「宇宙の法則」について紹介しています。
自分の思考を引き寄せることだけでなく、健康や人間関係、親との関係にまで「宇宙の法則」視点から触れているのが面白いところ。
特に親との介護問題について悩まれている方は多いかと思います。
私も認知症の母親の面倒を見るために一緒に暮らし始め、先の不安や自分のことが後回しになる虚しさなどを感じています。
そんな時にこの本を読んで少しばかり楽に考えることができる一節がありました。
それは、「親から卒業すること」。
親の介護が必要になった時、たくさんの不安と心配がのしかかってくると思います。
ここで必要なのはただ心配ばかりするのではなく「宇宙を信頼すること」。
宇宙の法則や、引き寄せでは思考や潜在意識が現実化します。
つまり「自分がやらなければと背負い込むほど重くのしかかるようにできてる」ということなのです。
自分にできることは愛を込めてやったらいいけれど、人の助けも借りていい
『大成功してる私が教えてくれた 人生が大逆転する宇宙の法則』 – 大木ゆきの
私がいないと親は生きていけなくなるという思いが強いと、それがますます現実化していく。
『大成功してる私が教えてくれた 人生が大逆転する宇宙の法則』 – 大木ゆきの
親のことなので、簡単にパッと手放せない状況ってあると思いますが、「ああなっちゃったらどうしよう」、「こうなった時のために今やっとかないと…」っていろいろ考えすぎて、その思考が全部現実になったら怖いですよね。
それ以来、親の事であれやこれやと考えるのを止めることにしました。
イライラすることは相変わらずあるけれど、お互い笑顔も増えたから状況は最初の頃よりマシになっているのかな思っています。
まとめ
「宇宙の法則」視点から書かれている引き寄せ本ですが、おもに自分自身の考えを根本から変えることにより現実を良い方へ好転していくといった、現実に対する見方の本でもあるかと思います。
しかし見方を変えることによってプラスのエネルギーが働き、結果良いものを引き寄せることになるので、これは一番現実的な引き寄せの方法ではないでしょうか。
今の現実がうまくいっていないとか、心がクサクサしてる人にオススメの一冊です。
- 人は自己認識を映し出す鏡。自己認識を高く評価すれば人の見方も変わる
- 苦悩していることはやらなくていい
- 自分にとことん正直に生きる