「お金がない」「時間がない」などよく言ってしまうことありませんか?しかし「~がない」というのはたいがい自分の勝手な思い込みだというのです。
その理由を『決めるだけ。「お金」も「恋」も勝手にうまくいく、人生を変えるレッスン』(奧井まゆ著)より一部ピックアップして紹介いたします。
お金がないのは妄想だった!?
ついつい「お金がない」「時間がない」って口癖のように言ってしまいませんか?
「お金がないから服は買えない」「服を買うにはもうちょっと節約しないと」などなど…
でもよく考えてみたら、買えるお金が”まったくない”わけではないとのこと。
本書では「お金がない」というのを次のように言われています。
わたしたちが見ている現実は、「事実」ではなく、「思い込み」でできているからです。
『決めるだけ。「お金」も「恋」も勝手にうまくいく、人生を変えるレッスン』-奧井まゆ
つまり、
「お金がない」というのは、脳みそが作りだした「思い込み(=妄想)」なんです。
『決めるだけ。「お金」も「恋」も勝手にうまくいく、人生を変えるレッスン』-奧井まゆ
普通に働いていて、普通の生活を送っていたら毎月お給料も入ってくるし、よっぽど身の丈に合わない服でないかぎり”まったく”買えないわけではないですよね?
このように現実をよくよく見てみれば「お金はある」はずなのに、「お金がない」という思い込みフィルターによって現実をすり替えてみてしまうことがあるそうです。
思い込みフィルターを外して正しい思い込みに修正する
「〇〇手に入れるんだったら〇〇を諦める」とか、「トレードオフの関係」に考えるクセも願いを叶える足を引っ張っている要因だといわれています。
「”なんで”私は〇〇を諦めないといけないって思うんだろう」、その”なんで”を突き詰めると奥底にある思い込みの原因が見つかってきます。
そして突き詰めたら「思い込み」と「事実」が実は違ってたということがよくあるそう。
「自分の勝手な思い込み」と「本当の現実」の境界がハッキリしたら、正しい思い込みの方に修正していきます。
正しい思い込みに修正するときは、できるだけ現実に近いフラットな目線で。(好き嫌いで決めちゃダメ)
事実を認識し、ネガティブな感情による思い込みフィルターを外し、自分軸での思い込みに修正することが重要とのことです。
「お金がほしい」は本当の願いではない
よく、「お金が貯まったら〇〇する。」「〇〇するにはお金がいる」→「お金がほしいことが願い」と思いがちですが、「お金がほしい」は願いを叶えるための”手段”であって本当の”願い”ではないといわれています。
本当の願いを見つけるには、お金を使ってどういう自分になりたいのか?何がしたいのか?という奥底の願いにフォーカスすること。自分がお金を使って何かをする時に、ワクワク・キュンと反応することが本当の願いだといわれています。
たしかに、私も神社でお願いごとをする時は「お金がほしい」と願っていました。お金を使った先に手に入れたい物のことは考えてなかったですね。
今の願いを未来へつなげていく
引き寄せの法則は「未来の願いをオーダーする」というものが多いと思いますが、奥井さんは「今の願いを叶え続けていくこと」が理想の未来に繋がっていくといわれています。
《未来》は《今》の連続でできていくもの。
『決めるだけ。「お金」も「恋」も勝手にうまくいく、人生を変えるレッスン』-奧井まゆ
そして、《未来》の願いに合わせて《今》の自分自身を、フルカスタマイズしていくこと、未来の願いは「わたしは今、どうしたい?」と自分に問い続けていった先にしか、本当の願いは見えてきません。とのことです。
今の自分を見つめ直し続けていけば、本当の理想の未来が見えてくるのかもしれませんね。
まとめ
よく言いがちな「お金がないから〇〇できない」というフレーズ。それが思い込みによる間違った現実だったということに「なるほど、たしかに現実にフィルターをかけてみてた」と納得。そして「お金がほしい」は本当の願いじゃないという一節に衝撃を受けました。
また「お金がない」という普段の思い込みのクセから、そういう現実を引き寄せてたのではないかと思うと怖くなってきますよね。
この他に本書は、奧井さんの実体験と脳心理学の観点から、どうやって願いを叶えていったのかを分かりやすく書かれています。
そして奥井さんのコーチングを受けているかのようなワークシートを解いていくことにより、自身の本当の願いを見つけるキッカケにもなると思います。
今までいろいろな引き寄せを試してきたけどうまくいかなかった人にオススメの一冊です。
- 「お金がない」という思い込みの習慣をやめる(現実はお金がまったくないわけじゃないでしょう?)
- 「お金がほしい」は願いじゃない。「お金を使って何がしたいのか」を考える
- お金を使ってワクワクキュンとすることが本当の願い
- 「私は今どうしたい?」と積み重ねて問いかける先に理想の未来がある
著者紹介
奧井まゆさんはOL、営業、副業と経験しながらも借金を抱え、さらに30歳目前で大失恋したことにより「自分らしい生き方」を探し、脳内心理学に出会ったことで人生が一変。好きなことをやりながら現在月4日の稼働で年商が1億円超という、誰もが羨む生活を送られています。
「決めるだけ!」とは“自己決定力”と言われる人生をクリエイトする力を育むこと。
そのためには、まずうまくいかない原因である「思い込み」を外すことが大事だといわれています。
本書はその思い込みを外し、理想の自分の決め方を3ステップで紹介しています。